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とある革職人のふのり作り

ふのりとは

漢字では『布海苔』と書かれたりします。海藻の一種で、天然素材になります。
布海苔を乾燥漂白し板状にした『板ふのり』の状態から、お湯で煮出して糊を作成します。
『床面仕上げ』や前回のブログで書いた『コバ磨き』で使用します。

袋に入った乾燥板ふのり

ふのり液

売られている乾燥した状態のふのりではそのまま使用できなので、糊状に煮出す必要があります。
鍋などにハサミで切り刻んだ乾燥ふのりと水を入れ、火にかけ沸騰させます。ふのりがふやけた状態になると糊状の液ができます。

本工房でのふのり液の作成方法

ただし本工房では、電子レンジを使用して手軽に煮出す方法を用いています。
それでは、本工房でのふのり液の作成方法を見ていきます。

乾燥ふのりをハサミで細かく切り刻みます

切り刻んだふのりをカップで水に漬けます

水に浸したふのりを電子レンジにかけます。
沸騰して泡状に溢れそうになったら、即座に停止します。

電子レンジにかけた後のふのり。
ふのりがふやけ、水が糊状となります。箸などでかき混ぜて、さらに煮出します。

よく煮出したふのり液をこし器にあけます。

不純物を取り除くために、ふのり液を濾します。押し出すように振り絞っていきます。

濾し終わったら、ふのり液を瓶にあけます。

完成

これでふのり液の作成は完了ですが、ふのりは大変いたみやすいものなので、こまめに使用する分だけを作成し、冷蔵庫内に保存する必要があります。
または、カビ止め剤を入れて保存してください。


これで完成なのですが、ふのりは大変腐りやすいのでカビ防止剤を混ぜて保管します。

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